2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧
これは、9歳で呉服屋へ奉公に上がった「幸」の成長の物語だ。シリーズ化し、13巻も続いている。高田氏の本は、初めてだが面白かった。 摂津の武庫郡津門村に学者・重辰の子として生を受けた幸。兄・雅由、妹・結とともに育つ。父の重辰は、凌雲堂という私…
”あなたは、愛する人のために何を犠牲にしますか” 今回は4つの心霊現象による事件が起こる。 1つ目は、八雲の大学の資料館の資料を隣にある倉庫に移しているときに、学生たちが倉庫の地下室にあった封印された棺桶よりも大きな箱を見つける。箱には、<コ…
これは、(僕の記憶では)冲方氏が今までに書いていなかったバーチャル空間の世界を扱った小説だった。 主人公は、朝倉暢光と息子の凛一郎。 裕福な家庭で育った暢光は暢気ですぐに人を信用してしまい、また、汗水たらして働くことを避け、楽してお金を稼ぐ…
テレビドラマ『アンフェア』の原作『刑事雪平夏見』シリーズを書いた秦さんの作品 なので面白いだろうなと思って読んでみた。 2016年12月23日に渋谷ハチ公前テロ事件の捜査を担当していた世田志乃夫は、渋谷署地域課から本所南署刑事課・強行犯係に…
学生時代は、野球一筋だった小野健一が主人公の経済小説。 野球では食べていけないと考えた小野は、英語が苦手にもかかわらず外資系コンサルティング大手アンダーセンコンサルティングに入社し、ハードな研修を乗り越え、取引先や同僚の信頼を得てプロジェク…
カラー図説 生命の大進化40億年史 中生代編 恐竜の時代ーー誕生、繁栄、そして大量絶滅 (ブルーバックス) 作者:土屋 健 講談社 Amazon 古生代からの第2巻目。 約2億5200万年前に始まった「三畳紀」:恐竜時代の黎明期 約2億100万年前から始まった…
「魂の道標」・・・・八雲にとっての道標とは 赤い目を持っていたため、周囲から忌み嫌われ、人と関わらないように生きていた八雲は、小沢晴香によって社会とかかわることができるようになっていた。そこに、幽霊が見える左眼を七瀬美雪に傷つけられ、幽霊が…
これは、自分の過去を書き換えるのではなく、歴史そのものを変えることができるかどうかを考えさせる小説だった。 始めの50ページほどは、「100年戻し」という言い伝えがあり、それを実行できる近くの亀裂があるということを繰り返し繰り返し、主人公を…
発達障害といっても、知能指数の高い人から、そうではない人まで様々な人がいる。 発達障害の研究会での発表では、動作性と言語性の認知に差が少なく、知能指数も80以上の場合が多く、健常児(者)に近い事例が多い。 教育の場では通級に在籍していても、…
鳥は恐竜である。恐竜は爬虫類である。ゆえに鳥は爬虫類である。 その証拠に、鳥の足は鱗でおおわれている。嘴もうろこでおおわれている。嘴鞘(ししょう:上下の顎の骨が突出し、それを角質の薄いコーティングがおおう構造をしている)は、いくつかの鱗が癒…