600万部以上を売り上げたベストセラー。
防衛大学を首席卒業し、ジェット戦闘機F15のパイロットだった元航空自衛隊官で臨床心理士の岬 美由紀の幼児期の謎が明らかになる。
<上巻>追い詰められて崖から落ちて記憶を無した女性のカウンセリングにお訪れた美由紀。女性は国防機密の図面を持っていた。カウンセリングをしていくうちに、女性が記憶を無くしたことを利用され辱めを受けていたことが分かる。その事実を知り、美由紀が突然豹変し、犯人を追いかけ自衛隊基地で大暴れをする。その為に裁判にかけられる。幼少期の出来事に起因するのではないかと同僚の臨床心理士の嵯峨が分析する。解明の為にフラッシュバックする米軍基地内にある相模原団地に行き、美由紀事件に巻き込まれた。
<下巻>相模原団地で捕らわれた美由紀と雪村藍を航空自衛隊の息吹と外務省の成瀬が救出のため、北朝鮮の兵隊に扮して殴り込む。武器の密売と幼児の人身売買が行われていた。
人身売買から美由紀自身が幼児期に売買され弄ばれていたことが分かった。人身売買と麻薬密造で美由紀が公判中にもかかわらず、また大暴れする。
上・下巻で約600頁あったが、面白くて、あっという間に1日で読み終えた。