主人公は安達竜星。空手の天性の素質を持つ若者だ。
竜星の母親・紗由美の人材派遣の会社で、システム開発を依頼していたオプテクの社員芦田の失踪事件が起こった。芦田は、デリヘル嬢のリナに入れ込み恋仲になり、秘かに沖縄から連れ出そうとした。しかし、店に借金があったリナは芦田と一緒に、店のオーナーの市島に捕まってしまった。失踪事件の背景に夜の街が関係することを知った紗由美は、芦田の行方を追うために独自で調査に乗り出した。
竜星の亡父の世話になった内間は、紗由美がユウジングループの沖縄本社ビルに入っていくのをたまたま見かけ、事情を聴き、芦田探しを手伝うことになった。
紗由美は欠勤が続いていた佳那のアパートにいる時、佳那をユージングループに連れ戻すために市島の子分達が現れ、離れて護衛していた内間と争った。しかし、内間は誘拐されてしまう。竜星のところに同居していた元刑事の楢山が救出のために動いたが、ナイフで刺され、出血多量で意識を失う。
市島は芦田から、オプテクに大金が眠っているという話を訊きだし、市島のボスの木庭と馬淵は強奪しようと画策した。そして、馬淵が芦田から奪ったIDを使ってオプテクに侵入し、データの入ったHDDを盗み出す。しかし、脅すつもりで暴行した社長の森本を誤って殺した。
元刑事を刺し、また、森本社長を殺したことで歯車が狂いだした市島たちと竜星との死闘が始まった。
もぐらシリーズは、毎回凄い乱闘シーンが描かれるが、最後には正義?は勝つという現代版の時代劇だ。