恐竜の足跡は、南極大陸をのぞく全ての大陸で毎年発見されている。生物の足跡、巣穴、糞、嘔吐物といった行動の痕跡が残された化石を生痕化石という。恐竜は子どもを産みっぱなしと考えられていたが巣の発見により、鳥類と同様に様々な子育ての違いがあることが分かった。生痕化石から恐竜の生態とその謎を追う興味深い。古生物学者の解説が面白い。
<目次>
第一章 恐竜を追う
第二章 この足は歩き、走り、すわり、泳ぎ、群れをなし、狩りをするために作られた
第三章 ラーク採石場の謎
第四章 恐竜の巣と子育て
第五章 地下にもぐる恐竜
第六章 折れた骨、歯型、歯に残された痕跡
第七章 なぜ恐竜は石を食べるのか
第八章 当時の名残ー恐竜の吐物、胃の内容物、糞、その他、虫の知らせ
第九章 壮大な白亜紀を歩く
第十章 私たちの中に恐竜の足跡を辿る
第十一章 恐竜の景観と進化の足跡
訳者あとがき 恐竜の足跡は日本でも