「会社や仕事なんかのために、死ぬな」!!
著者からのメッセージだが、私も大学を出て金融機関に就職し約6年に亘って毎日毎日ノルマに追われ、俺は何のために生きてるんだろう、毎月150時間近くサービス残業をし身体まで壊し、なんでこんなに働いてるんだろうと大変な経験をしたことがある。
この本は、転職した食品メーカーでトラブルを起こしてリストラ要員収容所と目される「お客様相談室」へ配属された佐倉凉平の話だ。「お客様の声は、神様のひと言」というモットーのもとクレーム処理に振り回される中で仕事や人生に向き合いながら成長していく。まともな意見を無視する会社に疑問を抱いて上司の篠崎とともに会社と対決する姿を描いている。